昨今では、著作権や知的財産権、商標登録などといった法的手段を用いて、自分の作品の権利や商標権を守ろうとしている様だが、はたしてそれが当り前なのだろうか?作家本人も少なからず先輩や他の人形作家や周りの方達に影響を受けて、何とか先輩や先人に追いつけ追い越せの精神で作品創りに取り組んで来たのではないだろうか?少し有名になると知的財産?とか著作権などと権利を主張するのは、如何なものか?本当は自分の作品に自信がないのでは無いだろうか?作品を生み出すまでの葛藤や試行錯誤は作家なら必ず通る道ではないだろうか?その素行錯誤を乗り越え出来上がってくる新しい作品が作家の喜びだと思うのだが・・・・しかしながら商標登録を盾にどこぞの国では、個人名や地名、讃岐うどんと言った名前まで商標登録してあり、その国ではそれらの名称を使えないと聞いた事があるが、本当に馬鹿げた話である。お金さえ出せばいい加減な権利でも主張できる馬鹿げた国もあるのも認めるがここは日本だ。
◎私も青森で拝見した人形作家のIさんに自身の拙いHPに遊びに来られる方達にIさんの事を是非紹介したいので、現地で買ったお人形さんの絵葉書を数枚HPに紹介しても良いでしょうか?と問い合わせたのである。すると下記の様な返事が返ってきた。
☆夢想庵様のHPにIのコメントを掲載するに際しては、それについては問題ないのですが、申し訳ないのですが、「著作権法により、著作権を有する画像等の掲載は一切、出来ません。」「昭和の○○○○○」の公式ホームページのURLを掲示していただくのは、問題ありません。今は知的財産権をめぐって、とかくトラブルが多いので、事前に確認をしていただき良かったです。ちなみに、潟AトリエMはIの著作権管理も業務としてやっております。今後ともお見知りおきください。
勘違いしないで欲しい!!私はIさんの著作権や知的財産権を侵害するつもりは毛頭無い。余計な事かも知れないが、プロであれアマチュアでれ、一人の作り手として素晴らしい作品を拝見してこの自分のHPに来られる方達に少しでも自分の感動を人形の素晴らしさを伝えたかっただけなのです。葉書や書籍をコピー販売したいと書いた訳でもないし、海賊版の写真集を発表した訳ではない。残念なのは「今後ともお見知りおきください」はグサッと来た。「ほのぼのとした」昭和を題材に活動している作家さんの返事かと我が目を疑ってしまった。現実は知的財産権や著作権を守るために相当苦労しているんだろうか?
著作権?知的財産?本当は何を守りたいのか?幾ら見ても聞いても、その人の腕や力量がその作家さん〔聞く人〕のレベルに成ってなければ、話されても理解できないし、たとえ真似すれば「えんばぁ流」に言わせると「似ても非なる物」が出来上がるだろう。 両作家さん提案したいのだが、チームを作って頭〔かしら〕だけ数人で作ってみてはどうだろうか?一人の作家が数百の人形を作っても所詮同じ系統の顔になってしまう様に思える。
少し世の中から注目されると、(株)アトリエ○○はIの知的財産権も管理しています。本当に人形を愛しているのだろうか?会場での撮影にしても、嘘でもいいから真剣にお人形さんを観ている方達に迷惑になるので、撮影は御遠慮下さい。と書いて欲しい気持ちなのである。
私の様な素人が言うのが何だが、展示会の会場でお客さんに作り方、材料の事を聞かれたら、可能な限り答えてきた。質問する内容で、その方が作者として、どのレベルなのか解るから、正直に答えてきた。根底に真似するには、それなりのレベルでないと真似出来ないと解っているからなのである。今回の作品展で初めて撮影禁止にしたのは、前回の感想文の中に作品を真剣に観ているのに、無神経にフラッシュを焚き写真を撮られている事への懸念の投稿が有ったからなのである。私には、著作権、知的財産権?そんなの関係ねぇ〜!そんな事より間もなく消えていく茅葺の民家達の事を多くの来館者に知って欲しかった。気候風土、習慣の違いによる屋根や間取りの変化、家族構成やめまぐるしく変る時代の変化に翻弄されながら、生きて来た「民家の今」を少しでも知って欲しいだけなのです。
☆作家や主催者は来場者アンケートや意見をどの様に捉え位置づけしているのだろうか?青森の会場では小さなコーナーを作り感想やコメントがあれば書いて下さいと、ノートが一冊置いてあった。私は係員の方にお話しした。個人情報の事もあるし、自分の感想を他人(作家さん以外の方)に読まれるのは気持ちの良いものではないし、誰か(作家)以外に感想を読まれるのは、感想を書いた人も本意では無いような気がするし、本音は書きづらいのではないか?本当は感想を書きたくても面前に晒されるなら、書けない人も居るだろうと話したが、善処するとのお話は無かった。山形県米沢市では、「会場の出口付近」の照明も無い暗い通りに感想やアンケートのコーナーがあった、50代の夢想庵も老眼鏡無しでは感想もアンケートも書けない!その会場の「出口付近」で、Tさんは、本を買ってくれた方達、限定で自慢げ?いい加減?(隣に座っている方とお話しながら)にサイン会をしていた。来場者アンケートや感想をどの様に考えているのだろうか?私の作品の模型展でも、来館者の方達の年齢も考慮して解説文を大きく書き直したり、入り口に老眼鏡を配置したりと来館者の方達には自分なりの気配りをしてきた。過去の来館者の方達の御意見を反映させて貰ったのである。来館者の方達に気持よく出来るだけ違和感無く観て頂く努力をする事はプロもアマも垣根は無いと思うのだが。
来場者の感想や意見は作家のこれからの方向性を導いてくれたり、観た方の本音の意見が聞く事が出来る、言わば天の声である。私の展示会でも毎回、来場者の方達の意見やアドバイス、苦言を参考に展示会をして来たし、その貴重な意見を拝見するのが楽しみだった。
今回、両者の作品展を拝見して、来場者アンケートや感想を書くコーナーのプライバシー個人情報の管理や場所の配慮が全くされていないのには、聊か驚いた。展示スタッフや学芸委員の責任ばかりでは無いだろう?問題は作家本人達に観せてやっていると言った驕りは無いのだろうか?
私の場合、たかが素人の趣味ですが、茅葺き模型製作や民家の散策、その土地の方達との語らいに費やした時間は、お二人にも負けない位の時間を費やした自負はあります。プロもアマも心使いや来場者の方達を如何に気持ち良くお迎え出来るかの心使いや気配り、配慮は同じだと思うのだが・・・・・
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